酒粕の種類

【板 粕】

清酒と分離、圧搾された酒粕を人手をかけて丁寧にはがした物です。

【バラ粕】

板状にとれなかった酒粕。時間的・人手的にとれない場合と、大吟醸・吟醸酒の酒粕はお米を低温醗酵させているので米粒が融けきれない場合が多く、板状に取ろうとするとボロボロになったり、お酒成分が多く残り、柔らかすぎて板状に取れない物理的要因の場合があります。

【練り粕】

・バラ粕及び板粕を低温で1~3ヶ月熟成させたもの。
・ペースト状になっているためすりつぶしたりしなくてもよいので、使いやすく粕汁、甘酒はもちろん魚の粕漬や野菜の粕漬などにも幅広く使える便利性があります。

【成形粕】

・主にバラ粕を原料し、弊社が独自に開発した特殊製法で、板粕状に成形したものです。
・半練タイプなのですりつぶす必要もなく、粕汁や甘酒にそのまま使えるので大変便利な酒粕です。

【練り粕(漬物用)】

・バラ粕及び板粕をタンクに入れ空気を追い出して4~6ヶ月熟成させたものです。
・酒粕の中の糖分がアミノ酸に変化する為、風味や旨味が増していて、色も茶色及び黄金色となっています。
主に漬物用や酢の原料に使用されます。